年齢を重ねたときの安心感もある近居のメリット

親世帯と子世帯が近距離に住んでいる状態を近居といいますが、近距離の定義はあいまいで歩いて数分の場所や車で2~3分なども含まれます。距離的なことは別にしても、親世帯と子世帯が一緒に住む同居と比較したときにはそれぞれの世帯のプライバシーを守ることができるメリットを持ちます。同居の場合は、親世帯の家に子世帯夫婦や子供たちが住むことになるので、その家が2世帯住宅ではない場合にはお風呂も台所も、トイレも共有する部分が多くなりプライバシーも守りにくくなりがちです。ただ、同じ家に親世帯が住んでいるので子世帯に子供がいるときなど留守中の子供の面倒を見て貰えるなどのメリットがありますので必ずしも悪いわけではありません。

最近の日本は、近居が増加しているといわれているのですが、増えている理由の中には不況や少子高齢化などが挙げられます。不況で世帯年収が減ることにあり子供がいる世帯での共稼ぎが必要になる、保育園や学童などの預かりは夕方くらいまでしか対応してくれないことや子供が病気になったときなど預かってくれるところが十分確保されていないなど、こんなとき近居での生活を送っていれば安心です。特に、子供が小さい場合で夫婦共稼ぎとなったときなど親が住んでいる場所の近くに住居を構えるケースが多いです。また、少子高齢化で孫の数が減っているので孫と少しでも長く過ごせる時間が欲しいなど近居を求める人が多いこと、年齢を重ねたときなど子供が近くにいることで安心にも繋がります。

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